2012年01月17日
冬季燕岳登頂ツアーⅤ お正月の燕山荘は盛り沢山!

初日の出と富士山
生まれて初めて山小屋で新年を迎えました

ラッキーなことに初日の出も拝むことが出来ちゃいましたー♪
平和で幸せな一年でありますように
連載5回目の長期連載となりました冬季燕岳登頂ツアーレポ
元旦は座学、実技演習と盛り沢山でした!
ツアーの模様と初めて泊まった山小屋の紹介もしちゃいます

前回の記事はこちら
冬季燕岳登頂ツアーⅠ 歩いて4時間 秘湯の宿へ
冬季燕岳登頂ツアーⅡ 青と白の世界へようこそ
冬季燕岳登頂ツアーⅢ 冬の燕岳初登頂!
冬季燕岳登頂ツアーⅣ 大晦日の素晴らしき夕日
朝5時40分にお部屋の電気がつきます。
標高が高い山小屋での睡眠は呼吸が浅くなるらしく
頭痛の目覚めとなりました

大晦日に飲みすぎたせいもあるのかなぁ~^^;
あけましておめでとうございますの挨拶を交わしながらも
なぜか年が明けた気がしないんですよねぇ。
いつもと違う年越しにピンとこないのかも?


燕山荘の朝食は6時と7時の二回。
ツアーの朝食は7時からなのでtake-papaさんと
先に初日の出の撮影に向かいましたよ。
外に出るとすでに人垣が出来てます

場所取り合戦に出遅れた僕たちはテン場まで下りて行ってみました。

テン場の初日の出
上から見るよりも意外と平場が多いテント周り。
スコップでがんばって掘った成果なんでしょうねぇ。
シングルウォールテントで大丈夫なのかな~?

初日の出
雲の隙間から見える真っ赤な太陽!
天候が崩れる直前の幸運だったそうです。
この後は前線の通過で吹雪いて真白となりました


元旦の朝食


お雑煮と干支のかまぼこがついてます♪
お正月らしいメニューがうれしいですねー^^
おいしそうな朝食を前にしても頭痛は継続中でイマイチ食べる気がしません

秋のテント泊ではここまでひどくならなかったのになぁ~
高山にまだ体が馴染んでこないみたいです。
take-papaさんに進められた梅干しを食べるとなんとか食欲復活

とはいえ午前中はいまいちな僕でした^^;



外は悪天候のため、ツアー参加者は午前中食堂で座学です。
最初にオーナーから冬山での危険についてのお話がありました。
冬の燕岳で一番危険な状態は中房温泉で雨が降っている時だそうです。
山の上は吹雪いているので雨で濡れた体が一気に冷やされて低体温症に陥るとか。
体温が奪われるのはあっという間だそうです。
トムラウシ山遭難事故の事例やオーナー自身の低体温症体験を交えながらの話は
冬山の山小屋で聞くだけにしっかり聞くことが出来ました。
冬山では汗をかかないようにゆっくりと登ることが大切と
繰り返しお話があったのが印象的でしたねー。
最初の座学は気象学
昨日から今日にかけての天気図を見ながらの勉強会です。
高気圧と低気圧は、地図で言うところの山と尾根だそうです。
この説明はわかりやすなぁ~^^
西高東低の冬型の気圧配置では日本列島に縦じまの等圧線が並びます。
等圧線の間隔や日本列島にかかる等圧線の数がポイントとか。
日本列島に等圧線が7本並ぶと荒れている場合が多く
一昨年の年末は等圧線が20本以上ならぶ猛烈な悪天候だったそうです。
天気図と普段の天気を見比べるクセをつけると、天気図が読めるようになるそうです。
なかなか実行できていませんが
読みこなしてみたい天気図ですね!
二つ玉低気圧は長期にわたり荒天になるので要注意!
低気圧と低気圧の間には天気図に無くても
高気圧があるとか興味深いお話がいっぱいでした^^
続いての座学は読図
国土地理院の地図を見ながら中房温泉から燕山荘への
登山道の読図の勉強会です。
配られた地図には磁北線を一定間隔で地図に書き込んでありました。
磁北線が書き込んでいないとコンパスを地図上で上手く使えないんですね~
なるほど!
過去に遭難が起きたポイントを重点的に説明されていました。
登山道は尾根伝いに設けられていますが
谷を経由して次の尾根に取りついたりする箇所もあり
うっかり直進すると道迷いになるそうです。
現在は標識設置等で事故防止されているとのことでした。
座学の後は昼食です

みなさん注文されてましたが僕は節約のため自炊です。
皆さんと一緒に食堂でアルファ米。
サタケのドライカレーはなかなかの美味でしたよ^^
これなら食欲のない時でもたべれそう。

午後は実技!
小雪舞う中、燕山荘の玄関前にツアー参加者集合です。
ビバーク班とワカン班に分かれましたよ。




ビバーク実習では風の強い稜線に出て実際に穴を掘り
穴に入るとどれだけ温かいのか実体験しました。
待っている間は無茶苦茶寒かったですが
穴に寝転ぶと本当に温かく感じました

穴の下にバックパックを敷いて上にレスキューシートをかぶりビバーク!
レスキューシートってすごいんだぁー!
冬山ではまずは風を避けるのが優先されるそうです。
風速1mで体感温度が1℃下がるとのこと。
稜線で風に耐えていたビバーク実習では身をもって体感です

ワカン実習では急坂をラッセルしながら登る実習をしました。
ラッセルワークの基本テクニック
深雪のテクニック
実習としては体が温まって楽しかったです。
ただラッセルしているとワカンがづれて困っちゃいました。
装着方法が悪いのかな~?
課題の残ったワカンでした^^;

エアモンテ(AIRMONTE) アルミワカン
最後に雪洞の実習がありました。
ブロック状にスコップで雪を掘りだしていきます。
平らな所よりも斜面地のほうが雪洞向きとのこと。
実際に3人で雪洞に入ってみましたが快適でした!
ただ中は湿度が高いので濡れ物は乾きにくいそうですよ。

お正月恒例のおもちつき




元旦は雪になったため、燕山荘内でおもちつきが行われました

標高2700mでのおもちつき!
標高が高いので6時間半かけて蒸しあげたもち米だそうです。
オーナーやスタッフや希望者のみなさんがおもちをついてましたよ。
女性や子供の参加もあって盛り上がってました。
冬山に子連れ登山をするとは尊敬しちゃいますねー。
小豆餡、黄粉でおいしく頂きました^^
つきたてのおもちは最高ですw
つづいて燕山荘の写真を撮ってみましたのでご紹介です。

フロント




お正月の置物がディスプレイされていました。
奥には携帯充電コーナーもあります(有料)
鴨居の彫刻や天井の木製照明は味があります。
ちなみにツアーの支払いは座学の合間にフロントで済ませましたよ。
2泊3日でツアー代金49,000円でした。

売店




燕山荘の売店は品揃えが豊富です!
見ているだけで楽しくなっちゃいますね^^
ワインもボトルで売っていますし、みなさんボトルで開けてましたよ。
オリジナルのお土産も素敵ですね♪

一般客室(かいこ部屋)


僕たちは大部屋でしたが、多くはカイコ部屋とよばれる
上下2段に分けた小部屋です。
棚とかもあって大部屋よりも快適だったと同室の皆さんが言ってました。
料金は上がりますが個室もあります。



食堂は準備時間と就寝時間以外は解放されています。
お餅つきの後は食堂で「岳」を読みながらまったり過ごします。

夕食の食堂とホルン演奏
食事時の食堂は実ににぎやか^^
オーナーのお話とホルン演奏は夕食時の名物。

元旦の夕食
奉納されたブリ!?
違いますとスタッフのお返事でした~。
山小屋だけど海の幸が多いのが不思議!
元旦の夕食も美味しくていっぱい食べちゃいました!
すっかり高山に慣れています♪

ワインを飲みながら夜の講習


ロープワークの講習に登山家大蔵喜福氏の冒険談!
ロープワークはおもしろいですねー^^
本を読んで勉強しようかな。
大蔵喜福氏の冒険談はドキドキワクワク!
この話が聞けるのはツアー参加者だけですね♪
楽しい元旦の夜でした^^
この後は消灯時間までtake-papaさんと同室のIさんと燕山荘の奥へ探索!
ものすごく長い建物にびっくり!
燕山荘って迷宮みたいでした。
次回はツアー最終日。
レポもいよいよ最終回です。
お楽しみに!
Posted by しましまパパ at 22:25│Comments(2)
│冬季燕岳登頂ツアー
この記事へのコメント
こんばんは(^^♪
私にとっては未知の世界ですが、興味津々で
読ませていただいています。
画像でも綺麗なのに、実際だと別世界なのでしょうね
それと山小屋の売店の豊富さにもびっくりです。
最終回も楽しみにしています。
私にとっては未知の世界ですが、興味津々で
読ませていただいています。
画像でも綺麗なのに、実際だと別世界なのでしょうね
それと山小屋の売店の豊富さにもびっくりです。
最終回も楽しみにしています。
Posted by トトロ at 2012年01月18日 21:44
> トトロさん
こんばんはー
長文レポお付き合い頂きありがとうございます^^
僕にとっても未知の体験の連続でした!
新鮮な感動と驚きでいっぱいでしたよ~
山小屋泊も初めてでしたが、楽しい体験でした!
真冬で営業するのは苦労が多いそうですが、お陰さまで快適に過ごせました。
ツアー最終日が最終回の予定ですのでお楽しみに♪
こんばんはー
長文レポお付き合い頂きありがとうございます^^
僕にとっても未知の体験の連続でした!
新鮮な感動と驚きでいっぱいでしたよ~
山小屋泊も初めてでしたが、楽しい体験でした!
真冬で営業するのは苦労が多いそうですが、お陰さまで快適に過ごせました。
ツアー最終日が最終回の予定ですのでお楽しみに♪
Posted by しましまパパ
at 2012年01月18日 22:08

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